2014年7月11日
各 位
大阪市北区小松原町2番4号 大阪富国生命ビル | |
会社名 |
日本駐車場開発株式会社 |
代表者の役職氏名 |
代表取締役社長 巽 一久 |
(コード番号:2353 東証市場第一部) | |
問合せ先 |
取締役管理本部長 小野 大三郎 |
電話番号 |
03-3218-1904 |
子会社設立に関するお知らせ
当社は、平成26年7月11日開催の取締役会において、下記のとおり、子会社を設立することを決議いたしましたので、お知らせいたします。
記
1.子会社設立の目的
当社は創業以来駐車場事業を中心とし、スキー場事業、カーシェアリング事業等、時代のなかで生まれた新たな需要やギャップを埋める新規事業への投資により、事業の多角化に成功してまいりました。
この度、新規事業として、海外子女及び帰国子女への教育を目的とした子会社を設立いたします。近年(家族の転勤等に伴い)海外で育つ日本人の子供は増加傾向にあり、そのうち毎年約1万人が海外から日本へ帰国しています。しかし、海外では質の高い日本語教育へのアクセスが限られており、多くの家庭が二カ国語での学習や、日本語力の維持に問題を抱えています。また、帰国後に文化の壁にぶつかりながら日本に再適応するプロセスは、子供にとっても精神的な負担が大きく、そのプロセスは何年にも及ぶ場合があります。
グローバル人材への需要が一層高まる中、幼くして異文化体験をもつ海外子女及び帰国子女が日本語力を保ち、海外で得た語学力や視野を伸ばしながら育つことができれば、今後の日本経済の活性化に繋がるものと考えます。子会社を設立し、海外子女及び帰国子女特有のニーズに特化した質の高い教育サービスを提供することを通じて、次世代の人材育成に貢献して参ります。
2.設立する子会社の概要
① |
名称 |
ティー・シー・ケー・ワークショップ株式会社 | |
② |
所在地 |
東京都千代田区丸の内1丁目5番1号 新丸の内ビルディング | |
③ |
代表者 |
水田早枝子 | |
④ |
事業内容 |
海外・帰国子女への教育サービスの提供 | |
⑤ |
資本金 |
3千万円 | |
⑥ |
設立年月日 |
平成26年8月中(予定) | |
⑦ |
大株主及び持株比率 |
日本駐車場開発株式会社(100.0%) | |
⑧ |
上場会社と当該会社との間の関係 |
資 本 関 係 |
当社の100%出資子会社であります。 |
人 的 関 係 |
当社子会社取締役1名が当該子会社取締役を、当社従業員1名が当該子会社監査役を兼務します。 | ||
取 引 関 係 |
ありません。 |
3.代表者の略歴
氏名 |
水田早枝子 | |
生年月日 |
1985年2月9日 |
|
略歴 |
2007年3月 |
東京大学経済学部 卒業 |
2007年4月 |
プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社入社 | |
|
ファイナンス職に従事 | |
2013年6月 |
プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社退社 | |
2013年8月 |
ハーバードビジネススクール入学 |
4.今後の見通し
創業第1期においては、日米間のオンライン家庭教師サービス「TCK Workshop」を立ち上げ、優良な家庭教師による米国での日本語学習のサポート、帰国後の受験のサポートを行うのと同時に、海外子女及び帰国子女特有の進路選択等の悩みに対しての情報提供を行い、米国在住の海外子女及び日本の帰国子女の間で顧客ベースを構築いたします。第2期以降においては、米国以外の国へのサービス展開、海外駐在員を多く派遣している法人との事業提携等を検討しております。
当該子会社の設立に伴う当連結会計年度の業績に及ぼす影響は軽微でありますが、中長期的には収益貢献ができるものと考えております。
※ TCKとは、Third Culture Kidsの略であり、人格形成期に複数の国(あるいは文化圏)で育った子供を指します。複数の言語や文化に触れて育つことによって、国際的な視野や、自分とは異なる人への理解力、変化への適応力などが自然と身につく一方、母国(First culture)にも、渡航先(Second culture)のどちらにも100%の所属意識を持ちづらく、自分は何者なのかというアイデンティティの形成に課題を持つ傾向があります。
アメリカを拠点とした国際的な人材交流が活発になった1950年代に、Dr. Ruth Hill Useemが定義した用語であり、日米に限らず、あらゆる国の組み合わせで育った子供にみられる特徴と言われています。
以上