若手社員による座談会です。
就職活動で、数多ある企業の中からなぜ日本駐車場開発に入社したのか、実際に入社して目にした現実や、将来の野望など、リアルに語り合いました。
齋藤: 私は将来的に自分で事業を起こし、子どものための居場所づくりに取り組みたいと考え、実現のために何をしたらいいか?という軸で就職活動をしていました。不動産業界や飲食業界、NPO法人などさまざまな業界を検討する中で、NPDグループが手掛ける、那須の「エキナカこども食堂」のことを知りました。学生時代にNPO法人で若手起業家のための場づくりに関わっていた頃、社会貢献事業は採算性や持続可能性がネックになると感じていたんです。その点、NPDでは社会貢献の側面とビジネスが両立していて、「私が実現したいと思っていたことを既にやっている会社があった!」と驚きました。採用面接でお会いする役員の皆さんも魅力的で、こういう人たちの下で学べるのならすごいスピードで成長できるのでは?と思い、入社を決めました。
尾方:
私は始めから営業職を希望していました。「貴重な20代の間にできる限り成長したい」、「両親に誇れる人生を歩みたい」、「明日のことをイメージしてわくわくできるような環境にいたい」「人間力が磨けること」という4つの思いを軸に就職活動を進めました。NPDには20代の役員や社長が多く、自分のイメージが現実味を帯びて感じられたのが良かったですね。また、就職活動の最初の頃に今の上司である役員と出会い、その人柄に惚れこんでしまいまして(笑)。理屈を抜きにして、「この人の下で働きたい!」と思ったのが大きな動機になりました。
河野:
就職活動をするなかで自己分析を進めていくうちに、私にとって大事なのは商材の種類ではなく、自分が成長できるかどうかなのだと気づきました。そこで、早いうちに裁量権や責任を持たせてもらえることと、現場をもって仕事ができることを軸に就職活動を進めていったところ、NPDと出会いました。採用面接というと「うちの会社について来れるか?」と問われるイメージがあったのですが、NPDの採用面接では、私の話をじっくり聞いてどんな可能性があるかを探っていただいている感覚がありました。自分がこれまで頑張ってきたことや苦労したことをお話したのですが、その都度、「いいですね。この会社ではそういう人を求めているんですよ」などとポジティブな声をかけていただいて、私が本気でぶつかればぶつかるほど応えてくれる会社なんだと感じ、「あ、ここだな」と腹落ちして決めました。
尾方:
入社後、那須で1ヶ月半の長期に渡る新卒研修があるのですが、その研修にさまざまなグループ会社から経営陣がやって来るんです。「研修のうちから社長や役員とこんなに関われるの?」とまず驚きましたね。今日ここにいるメンバーはNPDグループ社長の巽さんに毎日日報を送っているんですが、これも他の会社ではなかなかないことだと思います。面接のときに聞いてはいましたが、想像以上に上層部とのコミュニケーションの機会が与えられていると感じています。
齋藤:
巽社長との日報からは学びが多いですよね。日報には「今日の商談がうまくいかなくて」といったかなり泥くさい悩みを書いているのですが、巽社長が悩みに対して本当に細かく具体的なフィードバックをくださるんです。入社前には「経営力」という漠然としたものを思い描いていたのですが、それは現場での対応力や改善力、ビジネス創造力といった具体的な力の総体なのだということが分かってきて、努力の方向性が定まりました。
河野:
想像以上に社内にすごいエネルギーをもった人が揃っていました。戦隊モノでいうと、赤レンジャーがたくさん(笑)。熱量高く仕事をして、周囲を巻き込んでいく力のある先輩や上司に囲まれて、自分も少しずつ赤レンジャーに近づいてきている気がします。
齋藤:
熱量が高いと言っても決して根性論ではなく、かなり具体的に数字と向き合う会社ですよね。いいアイディアを考えついたと思っても「どういうスケジュール感でどれだけの収益が見込めるの?」とシビアに問われ、ぐうの音も出ないこともあります(笑)。数字に向き合う地道な姿勢と人をモチベートする熱さの両方がある組織だと感じています。
齋藤:
入社してしばらくは自分の営業目標を達成するので精一杯だったのですが、徐々に安定して結果が出せるようになって、同期と2人1組でチームを組み、予算達成を目指すペア長になりました。自分の予算も達成しつつ部下の面倒を見なくてはいけないですし、同期でもある分、時にはバチバチの言い合いになることもあったりと、始めの頃は頭を抱えました。そのときに、先輩から「あなたは新卒1年目だし、マネジメントも1年目。うまくいかないのは当たり前なんだから、目の前のことと向き合ってください」というフィードバックをもらったんです。めげずに毎日膝を付き合わせてコミュニケーションを取るうちに、彼が少しずつ成長しているのを感じるようになりました。今は彼の下に新しいメンバーがついて、先輩として動いてくれるようになってきました。その変化がとても嬉しくて、やりがいを感じています。
河野:
私は自分に与えられた予算を安定的に達成できるようになってきたところです。いつも心がけているのは個人プレーに陥らないこと。ペアやチームの数字を常に意識して動いています。誰か1人でも個人プレーに走ってしまうと、チームって成り立たないと思うんです。チームの中にはいろいろな立場の人がいますが、自分の数字を達成すること、人を育てること、組織をまとめることなど、それぞれが自分の役割を果たしながら、一丸となってチームの目標を追いかけています。そうした中にあって、日々、人間力が鍛えられていると感じます。
尾方:
私はグループ長として経営力を身につけるフェーズにいますが、ここに至るまでにとにかく人間力が大事なんだと痛感していて、それを部下の河野さんたちにも伝えています。入社して半年ほど経ったときにペア長になったのですが、ペアを組んだのが入社10年のベテランで役職も上の社員だったんです。どう関係性をつくっていこうかと最初は悩んだんですが、「尾方くん、頑張って欲しいな」って思ってもらえるように、まずは気持ちのいい人間でいようと思い、気持ちのいい挨拶、返事、服装といったごく基本的なことから気をつけていきました。また、分からないことは素直に頭を下げて聞きました。「いまは時間を奪ってしまっているけれど、その分成長するので僕に時間の投資をしてください」というスタンスで、とにかくいろいろなことを教えてもらうようにしました。いまは組織をまとめる立場にいますが、尊敬されたり愛されたりする、人間的な部分でつながりを感じられるようなリーダーでありたいと思っています。メンバーが「尾方さんのおかげで稼げた」、私が「みんなのおかげで稼げた」と思い合えるような関係性をつくりたいですね。
河野:
入社してすぐ、研修の頃から、自分の動きひとつで売上がどうなるか、会社にとってどういう影響があるかということを密に考える機会をいただいていて、自分が会社の大事なひとりだという考え方が自然に身についていると感じています。同期や尾方さんと飲みに行っても、自分が個人的に稼ぎたいとか成長したいという話をする人はいなくて、この会社と一緒にどう挑戦していくかという話ができるのは嬉しいですね。少し大きい言い方をすると、自分もこの会社の代表のひとり、という気持ちで働けているのはこの会社ならではかなと思います。
齋藤:
社外の友達と話していると、1年目からチームをまとめているというのはすごく驚かれますし、頑張れば頑張るほどチャンスをいただける環境だというのはすごくありがたくて、入って良かったなと思います。チャレンジさせていただける環境だからこそ、自分がどう変わるかということを常に考えられるようになりました。誰かのせいでうまくいかない、と思うのではなく、自分がどう変化すれば部下がついてきてくれるんだろう、自分がどういう成果を出したら周りに良い影響を残せるんだろうと、自分主体で変化を作っていく方法を模索しています。
尾方:
常に目標があるので、毎日楽しいですね。もちろんちょっと嫌なことがあったり、残業が続いたりすることがあったとしても、目標があるから常にキラキラしているんです。学生時代の自分と比べて、本当に変わったなと思います。楽しみながら目標を追いかけるスタイルは私だけでなく他の人たちもみんな一緒なので、より楽しいです。
齋藤:
将来的には、子どものための事業を行っている那須で仕事をしたいと思っています。その頃にはNPDが掲げている「社会課題をビジネスで解決する」という理念を実現できる人間になっていたいです。社会貢献事業で利益を出す力がいまの自分にあるかというと、まだまだその自信がありません。3年、5年の間はもう、いまの日本自動車サービス開発事業の中で、行けるところまでがむしゃらに走っていこうと思っています。周りと比べてもガツガツしたやり方かもしれませんが、それを正解にし続けて、3年、5年経ってチャレンジできる状態になったら那須に飛び込んで行きたいと思っています。
河野:
私はNPDが新しい事業にチャレンジするときに、経営層として「河野、行ってこい」と声をかけてもらえるようになっていたいですね。会社に関わる人がみんなハッピーになれるような人間になる、と決めて日々過ごしています。齋藤さんと同様、3年、5年の間は確かに力を尽くして必死に頑張るしかないですし、そのなかでビジネス力も人間力も高め続けていきたいです。そうやって自分を最強に近づけていって、5年後には、この会社の挑戦に最前線で関わっていたいです。
尾方:
僕は3年、5年と言わずに、最短で「日本⚪︎⚪︎開発」の社長になりたいです。「最短で」というのが私の明確なミッションですね。20代を適当に過ごして、「3年後か5年後になれたらいいな」というのとはだいぶ違うと思うんです。「社会課題をビジネスで解決する」という理念に対し、具体的に解決していける存在になりたいんですよね。そして、背中を見せ続けて「尾方さんにできるなら私にもできる」と、日本全国のみんなに思ってもらえるようになりたいです。そして、僕の人生の理念でもある、両親に誇れる人生を歩んでいきたいです。
齋藤:
私は、自分自身でしっかり選んでほしいと思います。就職活動をしていると、「自分で選んだ道を正解にする」ということをよく言われますが、まずは、自分で選んだ道だと納得できる状況を作るのが大事だと思います。就活は、学生時代最後の自分と向き合えるチャンス。私もしんどくなるぐらいに、自分の原点や、辛かった体験も含めた過去を掘り起こして、考え尽くしました。会社員になってからも心がくじけそうな瞬間はたくさんあるんですが、「でも、これって自分で決めた道だしな」と納得できるんです。こんなふうに新卒1年目を清々しく過ごせたのは、就活中に考え抜いたからだと思っています。ですから、自分の良い感情も悪い感情にも全力で向き合って、納得の行く道を選んだという気持ちを持って就活を進めていってほしいですね。
河野:
就職活動のときには、部活でも勉強でも、自分がそれまで必死になって頑張ってきた経験から考えていくことが多いと思います。でも、そういった学生時代の頑張りと、会社での頑張りはまた違うので、ギャップや難しさを感じるのも当然のことだと思うんです。就職活動が大変だと思う人も多いかもしれませんが、そもそもそんなに自分のことをじっくり考えたり、自己分析をする機会って人生にそんなにないですよね。いろんな企業の話を聞けるのも、会社の代表や役員クラスの方と会話をすることも、たぶんこれまでの人生でそんなにない経験になると思うので、絶対に楽しむべきだと思うんです。気楽に、とは言えないですが、楽しもうという前提で頑張ってほしいですね。
尾方:
もう僕が言いたいことはみんなが言ってくれました(笑)。そうやっていろいろ考えた先に、入りたい会社がNPDグループだった、と思ってくださる方にお会いできる日を楽しみにしています。