やるべきことをやっていたら、
不安は自信へと変わった。
私の実家は父と兄が呉服店を営んでおり、いずれは経営の力になりたいと考えていました。「呉服店のお客様は不動産をお持ちのケースもあり、不動産業界での経験を積むことで、家業にフィードバックできるのではないか」と考え、呉服業界と不動産業界を中心に就職活動を行っていました。そんな時にNPDの社員から「うちの会社も見に来ないか」と誘われて説明会に参加。当時のNPDは、ジャスダック上場をした直後で、活気にあふれていました。経営陣が成長を熱く語る姿を見て「この方々から経営を学びたい」と思ったのがすべての始まりです。大阪市内の1つの店舗責任者としてスタートし、2年後にエリアマネージャー、入社5年目には東京本部において有人時間貸し駐車場部門の半分の統括になりました。日本駐車場開発でカーシェアリング事業を始めるにあたって、青山のビルオーナーに交渉を行ったことを今も覚えています。2012年に大阪副支社長兼京都支社長に就任。その後、日本自動車サービス開発の経営陣から「西日本の責任者を務めてくれないか」と声をかけていただきました。2015年に日本自動車サービス開発の取締役就任、2017年に常務取締役、2018年に代表取締役になり現在に至っています。これまでを振り返ると、まったく不安がなかったわけではありません。同期に有名大学を卒業している人もいましたので、「自分はこの会社で上にあがれるのか」という不安もありました。その一方で「学歴だけでは仕事はできない」とも思っていました。「やるべきことをやれば、不安はなくなる」と考え、「安全・サービス・収益」の課題抽出と改善を繰り返していたら、入社3年目位には不安が自信へと少しずつ変化してきました。私が新卒から代表取締役に就任できた理由は2つあります。ひとつは日々の「現場の声」から課題を発見し、「PDCAサイクル」を継続し続けたこと。もう一つはグループが掲げる「ハッピートライアングル」の経営理念に照らし合わせて、「安全・サービス・収益」の各観点で改善を追い続けたことです。その結果が現在のポジションを引き寄せたのだと思います。