日本駐車場開発株式会社

ここで経営を学びたい。
経営陣の言葉に心を揺さぶられた。

日本自動車サービス開発株式会社
代表取締役社長 吉松 裕樹 大学在学中にNPDが運営する駐車場でアルバイトを行い、経営方針に感銘を受けて2004年に新卒で入社。有人運営駐車場の統括を経て、近畿本部の大阪副支社長、2012年大阪副支社長兼京都支社長になる。2015年に日本自動車サービス開発株式会社の取締役就任し、2017年に常務取締役就任、2018年に代表取締役社長就任。

やるべきことをやっていたら、
不安は自信へと変わった。

私の実家は父と兄が呉服店を営んでおり、いずれは経営の力になりたいと考えていました。「呉服店のお客様は不動産をお持ちのケースもあり、不動産業界での経験を積むことで、家業にフィードバックできるのではないか」と考え、呉服業界と不動産業界を中心に就職活動を行っていました。そんな時にNPDの社員から「うちの会社も見に来ないか」と誘われて説明会に参加。当時のNPDは、ジャスダック上場をした直後で、活気にあふれていました。経営陣が成長を熱く語る姿を見て「この方々から経営を学びたい」と思ったのがすべての始まりです。大阪市内の1つの店舗責任者としてスタートし、2年後にエリアマネージャー、入社5年目には東京本部において有人時間貸し駐車場部門の半分の統括になりました。日本駐車場開発でカーシェアリング事業を始めるにあたって、青山のビルオーナーに交渉を行ったことを今も覚えています。2012年に大阪副支社長兼京都支社長に就任。その後、日本自動車サービス開発の経営陣から「西日本の責任者を務めてくれないか」と声をかけていただきました。2015年に日本自動車サービス開発の取締役就任、2017年に常務取締役、2018年に代表取締役になり現在に至っています。これまでを振り返ると、まったく不安がなかったわけではありません。同期に有名大学を卒業している人もいましたので、「自分はこの会社で上にあがれるのか」という不安もありました。その一方で「学歴だけでは仕事はできない」とも思っていました。「やるべきことをやれば、不安はなくなる」と考え、「安全・サービス・収益」の課題抽出と改善を繰り返していたら、入社3年目位には不安が自信へと少しずつ変化してきました。私が新卒から代表取締役に就任できた理由は2つあります。ひとつは日々の「現場の声」から課題を発見し、「PDCAサイクル」を継続し続けたこと。もう一つはグループが掲げる「ハッピートライアングル」の経営理念に照らし合わせて、「安全・サービス・収益」の各観点で改善を追い続けたことです。その結果が現在のポジションを引き寄せたのだと思います。

ニーズの中から新しい価値を創造。

弊社は既存のサービスに新しい価値を持たせることで成長しています。もし一時的に数字を上げたとしても、お客様に満足してもらえなければ続きません。駐車場やカーシェアリングなど、シンプルな業務に新たな価値を見出すことは難しいと思いますが、ひとつでも成功事例を体験すれば、面白みを感じられると思います。弊社は約3000社と月極契約を結んでいますが、ニーズを1件1件伺いながらサービスを提供しています。お客様が抱える課題は会社ごとに異なるため、それに応じた商品を創造することが肝であり、今後もそこが軸であると考えています。赤字からスタートした自動車サービス部門でしたが、こうした積み重ねにより1億円規模の利益を達成。今後は親会社であるNPDを超えることを目標に据えています。自動車は使い方を誤れば人の命を奪ってしまうこともあるので、利益の追求以上に安全にも力を入れています。私には子供がいますが、「車が児童の列に突っ込んだ」などのニュースを見るたびに心が痛みます。最新の技術で防げる事故もたくさんあると考え、私が代表取締役になって真っ先に行ったのは、自動ブレーキや安全センサーを搭載した最新型の車の導入でした。ご利用頂く方々に安全・安心をご提供する。これが自動車に携わる我々の使命だと確信しています。まだ私たちが社会に与える影響は小さなものですが、今後も業務を拡張するとともに、安全な環境も広めていきたいです。


※掲載情報は取材当時のものです。