日本駐車場開発株式会社

まずは先輩社員を真似て、大きく踏み出す。そして、地域に貢献できるビジネスマンになる

スマートグリーンエネルギー片品株式会社
取締役社長 山田 真大 幼い頃から住宅リフォーム事業で地域貢献する父親の姿を見て育つ。「自走の精神」に惹かれて2022年にNPD入社。経理部で経験を積んだのち、2023年にスマートグリーンエネルギー株式会社へ異動。栃木県那須町のバイオマス発電所にて、発電機の安定稼働に向けた取り組みに携わる。同時進行していた群馬県片品村での事業に注力するため、2024年11月にスマートグリーンエネルギー片品株式会社社長に就任。現在は片品村役場に出向し、官民連携のもと、地域の課題解決につながるグリーンエネルギー事業を目指して奮闘中。

難航する就職活動の先に、
「現場を持って自走したい自分」を見つけた

出身は新潟県。父が地域密着型のリフォーム会社を経営しており、小さい頃から地元のために働く父や会社の人たちの姿を見て育ちました。古い建物が解体され、綺麗な建物に生まれ変わる様子が子ども心にも刺激的でした。父の仕事によって街が変わっていくのを目の当たりにし、地域の役に立てる仕事をしたいとぼんやりと思うようになりました。大学は地元を離れて大阪へ。音楽に没頭し、将来のことなどほとんど考えることなく、日々がすぎていきました。正直なところ、ダメな大学生の典型だったと思います(笑)。3年になって就職活動を始めました。文学部だったこともあり、最初は出版系やメディア系の会社を受けていたのですが、なぜかしっくり来ず、就職活動は難航しました。周りの友人はどんどん内定が決まっていくのに、自分は何が違うんだろう。そう考えるうちに、大企業の一部となって働くのではなく、父のように現場を持ち自分で意思決定できる、主体的な働き方に魅力を感じていることに気づきました。NPDのことを知ったのはちょうどその頃。事業内容や先輩社員のインタビュー記事を読んで、「めちゃくちゃ面白そうな会社だな」と一気に惹かれました。中でも強く印象に残ったのが「自走の精神」という言葉です。「自分が本当に求めていたのはこれだ!この会社に絶対受かりたい!」と気持ちが固まりました。内定してから半年間、大阪の駐車場で内定者アルバイトをしたのですが、現場で毎日いろいろなことを覚えるのは楽しかったですね。また、卒業直前には実家に戻り、父のリフォーム会社にアルバイトで入って除雪作業をしました。身体を動かして地域の役に立つ喜びは大きく、将来は地域に貢献できる人間として戻ってきたいと改めて思いました。そのための修行としてNPDの先輩方からたくさんのビジネススキルを学びたいと、入社への気持ちもますます高まっていきました。

地域の変化を身体で感じる。
その喜びを分かち合える仲間と働きたい

内定者アルバイトで半年間、駐車場での経験を積み、「4月から駐車場の営業マンとして頑張るぞ!」と意気込んでいたのですが、意外にも配属されたのは経理部でした。予想外の展開に驚きましたが、すぐに与えられた機会を活かす方向に気持ちを切り替えました。入社後は、とにかくかっこいい先輩の真似をすることに夢中になりました。服装、持ち物から始まって、コミュニケーションの取り方、仕事の工夫の仕方など、気づいたことからどんどん真似していきました。真似というとオリジナリティがないように聞こえるかもしれませんが、私は人を真似て成長するタイプ。手本となる人がたくさんいるNPDは合っていると思います。経理部で1年半経った頃に、NPDグループのひとつである、スマートグリーンエネルギー株式会社の代表の渥美さんから「一緒に再生可能エネルギーの仕事をしないか」と誘っていただきました。再生可能エネルギーのことは何も知らない状態でしたが、渥美さんは若くして経営の手腕を振るっている、是が非でも真似したい先輩のうちの一人です。心の中で「よっしゃー!」と声を上げて即決し、すぐに那須での仕事が始まりました。スマートグリーンエネルギー株式会社は、間伐材や廃材等を活用したバイオマス発電の事業に取り組んでいます。機械にも電気にも詳しくない自分がやっていくには、現場のプロから学ぶしかありません。毎日現場に行き、作業を見せてもらいながら学んでいきました。特にバイオマス発電の事業が始まって間もない頃は、新しい技術を用いた機械のため安定的に稼働しないこともあり大変でした。当時トライ&エラーを繰り返しながら知識を身につけた経験は、自分にとって大きな財産になったと感じています。那須での取り組みと並行して、群馬県片品村でもバイオマス発電の取り組みが始まりました。しばらく那須をベースに片品へ通う形で進めていましたが、2024年11月からはスマートグリーンエネルギー片品株式会社の社長として専念することになりました。いまは片品村役場に出向し、官民連携を図りながら事業を進めています。バイオマス発電の取り組みは、村の課題である林業の雇用再生や、山林の保全管理問題にも貢献し得るものです。泥くさい地道な仕事の連続ですが、20年後に「環境に優しい村」として住民や観光客で賑わう片品村の姿を描きながら、日々現場で汗を流しています。バイオマス発電の取り組みによって、山がみるみる綺麗になり、木材がエネルギーとして活用される。こうした地域の経済循環や変化を体感できることは感動的です。そこに面白さを感じ、「地域を元気にしたい」という思いをもつ人と一緒に仕事ができたら嬉しいですね。


※掲載情報は取材当時のものです。