日本駐車場開発株式会社

挫折からの海外留学。
史上最速のマネージャーは失敗を必ず成長の機会にしてきた

TCK Workshop
マネージャー 松竹 桃太郎 高校2年生まで日本で育ち、高3でカナダのバンクーバーで6ヶ月間の語学留学を経験する。米国ディアブロ・バレー・カレッジ卒業後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校へ進学。2023年4月TCK Workshop入社。入社1年目、グループ内最短でマネージャーへの昇格を遂げる。トッププロ講師として、自身も海外大進学希望者や帰国子女の生徒への指導にあたる傍ら、約200名の生徒への指導を担当するアルバイト講師72名のマネジメントに携わっている。

持日本から飛び出し、ロサンゼルスへ。
身につけた「自走の精神」

中学校時代は積極的に勉強しておらず、中でも英語は一番の苦手科目でした。高校受験では、英語試験で100点中46点とふるわず、希望していなかった私立高校へ進学。しかし、進学先の高校は英語に特化した教育を行っており、文法や単語といった基礎を繰り返すうちに、模試では学年10位以内の成績を収めるほど英語が得意科目になりました。その一方で、校則にがんじがらめの学校生活には適応できず、自主退学を余儀なくされることとなってしまいました。そんな状況を見かねた担任の先生から「外の世界を見てみるのはどうだ?」と、当時、私の唯一の命綱であった英語力を活かせる海外留学を勧めていただき、カナダへの語学留学を決意しました。カナダでの生活は、向学心に満ちた仲間との授業、「世界一」と称されるバンクーバー公共図書館にほど近い恵まれた学習環境、温かいホストファミリーとの生活など、すべてが刺激的でした。語学学校には日本からビジネスマンも多くやってきており、影響を受けました。例えば、バンクーバーではドラッグが社会問題になっていますが、ビジネスマンたちはドラッグ横行の社会的原因や、解決のためのビジネス施策などを、授業の休み時間に真剣に議論していたのです。そんな話を聞くうちに、自分も大学でビジネスを学びたいとの思いが芽生えました。そのために、自分への挑戦として、手が届く中で最も高い環境に身を置きたいと考え、2年間に及ぶコミュニティカレッジでの猛勉強の末、カリフォルニア大学ロサンゼルス校への進学が決まりました。大学での一番の収穫は、人に恵まれたことだと感じています。教育の質はもちろん素晴らしいのですが、学生側の質もまた、非常に高いのです。特に、授業で隣の席の学生がアメリカ大統領を目指していたり、パーティーで出会った同い年の学生が3つの会社を経営していたりと、受け身にならず自分から学ぼうとする姿、何かをやり遂げようとする姿に衝撃を受けました。私自身も、高校生の学習サポート事業を行う会社を仲間とともに立ち上げ、社会に向けてアウトプットする面白さを味わいました。NPDは「自走の精神」を大切にする社風がありますが、学生時代に私が学んだのもまさに「自走の精神」だったと思います。このまま現地に残って自分の立ち上げた会社を続けるか、帰国して就職するか、さまざまな選択肢の間で悩んでいた頃に出会ったのがTCK Workshopでした。自分の強みである語学力や留学経験、高校生への指導歴が活かせるだけでなく、講師も経営力を身に付け、ビジネスマンとして活躍することを期待されている点に魅力を感じ、入社を決意しました。

グループ最短でのマネージャー昇格。
先輩社員に支えられて試行錯誤の日々

講師となってまず目指したのが、指導経験を積むことです。担当する授業数の目標を設定し、得意とする数学や算数を中心に、積極的に担当授業数を増やしていきました。また、同期とチームを組み、リーダーとしてチーム内でそれぞれの目標達成に向けてフォローし合えるよう、密にコミュニケーションを取りました。グループ内最短でマネージャーに昇格したのは、積極的な取り組みとコミュニケーションで、社内の雰囲気づくりに努めたことが大きいと思っています。また、1年目には、通常の授業と並行して、英語のリーディングを学ぶ特別講座の運営にも挑戦。予算管理や施策の設定、実行、評価など、PDCAを回しながら目標を追いかけました。先輩社員の助けもありながら、自分で考えたキャンペーンが功を奏し、受講者が目に見えて増えていくのがとても面白く、夢中になりました。特別講座を始めたばかりの頃は上長と日次でミーティングを組んでもらい、その日に実施したこと、その定量的な結果、今後の施策、そして悩みさえも相談しながら進めました。実践的なアドバイスだけでなく「余裕をもって働けるよう、業務量を管理するように」といったビジネスマンとしての心得についても教えていただけたことが、とてもありがたかったです。1年目の経験を経て、いま挑戦しているのは70名程度在籍しているアルバイト講師のマネジメント。担当業務は、新規問い合わせ対応を含む営業、既存の生徒のサポート、新規採用や売上の管理など、TCK Workshopが行う全ての事業内容とほぼ同じ。小さな会社を1つ持っているようなものですから、とても大変です(笑)。一緒に動く役員から学びながら、試行錯誤の毎日です。マネジメントは裏方なので、努力している部分、うまくいっている部分はなかなか見てもらえません。反対に、何かミスがあればすぐにクレームに結びついてしまいます。地道ですが、貴重な経験をさせていただいています。実は、入社したばかりの頃は、ここで学んで成長したらすぐに独立しようと思っていたのですが、実際に働いてみて、また、周りの先輩社員の姿と比べても、自分にまだまだ至らない部分がたくさんあると痛感しました。いまはもっとこの会社で貢献できることを追求したいし、そのために必要なことを身に付け、自分を成長させたいと考えています。私は高校受験に失敗したことで英語の面白さと出会いました。また、高校生活に失敗したことが留学のきっかけになりました。失敗がなければ何も始まっていなかった人生です。壁にぶち当たるのは成長のチャンス。就活がうまくいっていない人がいたら、ぜひ成長のチャンスだととらえてください。失敗を恐れずにチャレンジすることで、思いもしなかった未来が開けるはずです。


※掲載情報は取材当時のものです。